外国為替取引(3)
投機的な為替取引
投機取引は、裏に経済活動が絡まない為替取引で、これは為替の上下運動を捉えることによる利益の獲得を目的としたものです。この取引は、外国為替市場でも多くの部分を占めていると言われます。
取引の主体となっていくのは、インターバンク市場(銀行間の為替市場)で取引をする各銀行のディーラー達です。一人で一日に百億単位の取引を行うこともあり、市場全体の規模を大きくしています。
このような取引は、その取引量の多さから短期的な影響力がかなり大きいのですが、中長期的なトレンドを形成する力は弱いという特徴があるようです。1~2日短いと数分の値動きで、逆サイドの取引でポジションを閉じられてしまいます。結果、相場全体への影響が無くなってしまいます。
ただ、何かしら材料があった場合は、すぐ、その材料に反応する動きなどが見られます。ですから、一時的にポジションが一方向に向けられる傾向があります。そのようなポジションの隔たりは、市場全体に占める取引の割合の大きさもあって、瞬間の大きな値動きを呼び込むようです。
といっても、逆方向の取引も近い段階で発生しますから、その後に長期投資の注文等のフォローがあれば維持できますが、そうでなければ、その値動きは維持しにくくなります。そのため、中長期的なトレンド形成に至らないこともよくあります。
この取引特有の季節的・時間帯的な特徴は、それほどなく、
・大きな指標前にポジション調整がたびたび入る
・海外のディーラーが休みに入るクリスマス前は取引が激減する
などです。