外国為替取引(2)
資本取引
ここでは、資本取引に関して説明していきます。では、資本取引とは何でしょうか。これは、外国の株・債券等に投資するための為替取引です。実需の一環となっているのは、証券取引の裏づけがあるためです。ここでの取引主体は、個人・企業です。
国内においては、ゼロ金利政策のせいもあって、金利による利益が期待できない状態が続いています。そのため、機関投資家と呼ばれる企業が、高金利を目的として外国債や株式市場等へ投資をし始めているようです。
それに、経済が良くなっていくにつれて日経平均等が順調に推移し、東京株式市場における株式の外国人保有比率は上がっているようです。
資本取引には、ファンダメンタルの変化、中でも金利動向と景気動向に敏感であるという特徴があります。ただ、実際はモノの動きが金利動向等についていかず、業界によって状況も異なるため、経済全体の影響から見ると、必ずしも敏感とは言い切れない部分もあります。
しかし、投資資金はモノの裏づけというものがないため動きやすいですし、景気全般の変化は株式市場などに深い影響を及ぼすので、このような市場での取引に付随する為替取引も同様に影響を受けます。
経済の状況は、刻々と変化して行きますが、金利や景気などが大いに変わるようなことは、滅多にありません。そのため、一般の市場で長期的な資金の流れは継続して起こるといった特徴もあります。
一度、株や債券を保有することによって、その取引期間は年単位に及ぶことも少なくなく、それゆえに、逆サイドの動きが出るのは先になり、毎日のトレンドが弱くなるような動きにはならないようです。
季節的・時間帯的な特徴も少しありますが、これは会計年度末に絡んだ取引の増減や、値決めの時間設定などに起因したものです。