外国為替取引
経常取引
外国為替市場の動きの特徴をつかむためには、どうしたらいいでしょうか。それには、まず市場に関わっている投資家達の取引理由をチェックし、それぞれの取引に特徴があるかどうかを見ていきます。外国為替取引は、4つに分けられます。 ここでは、経常取引について説明していきます。たとえば、日本の企業がイギリスでモノを売って得たポンドを日本円に換えるというような貿易を理由とした為替取引は、限定的な為替政策を行っている国でも必ず発生するもので、いわば為替取引の基本です。このような実際のモノの動きを理由とした為替取引を貿易取引、あるいは、実需とも呼ばれています。この場合の取引主体は企業の中でも製造業を扱うメーカーのほうの企業を言います。また、海外旅行のときの両替等は、実需の中のひとつとされています。
サービスの輸出入には、その他にもいろいろありますが、貿易取引と合わせて経常取引とも言われます。このような経常取引では、売り切り、あるいは買い切りの取引であるのが注目に値する特徴です。
経常取引では、コンスタントに取引をしていくことも大切です。一般的には、生産計画や貿易の計画に沿って、その都度為替取引をしていきます。ただ、企業によっては年度末ごとに一気に為替取引をするところもあります。
企業では、1年の業績の見通しを立てる時に、想定となる外国為替レートを設定します。想定レートより有利になればいいのですが、不利な水準で為替取引をすると、業績の下方修正もありえますので、企業の為替担当者は想定レートを意識した取引をしていきます。
また、季節や時間帯によって取引に差があるという特徴もあります。