分析能力(2)
テクニカル分析
ここでは、テクニカル分析について説明していきます。これは何かというと、過去の値動きをチャートにして表わし、将来の展開を予測していくもので、その前提となっているのは以下のようなものです。
1、市場の動きは全ての材料を織り込んでいる
2、価格の動きはトレンド(相場の流れ)を形成する
3、歴史は繰り返す
値動きのみを、そのまま示したチャートですが、それが意味するものは為替取引という人間の行動です。取引参加者の行動は、そこまで変わらないという前提をもとにして「これまでに似たようなことが起こっていたら、これからそういう状況になることがある」という考えに基づいています。
基本的に、外国為替市場はどんな人でも入手できるオープンな材料で動く公正な市場です。そのような材料を全部確認するのは骨が折れますが、テクニカル分析では、それらは全てこれまでの値動きに織り込まれているとします。そして、値動きのパターンを参考にして、これからの備えとしていきます。
前提になる3つの条件にも、デメリットはあります。たとえば、まれにみる状況への対応が良くないことや、実際の相場が全部に当てはまるとは言えないこと、また、テクニカル分析だけでは経済指標の発表や急に入ってきたニュースへに対して迅速な対応ができないことなどです。
ちなみにテクニカル分析には、2つのパターンがあり、以下のようになっています。
■トレンド系
市場の大まかな流れを見極めようとする。値動きを平準化したりして、相場の方向性を探るもの
■オシレータ系
トレンドの強さや過熱感を計ろうというもの。トレンドの変化の兆しを敏感に察知していこうとする
上記の、どちらか一方のテクニカル分析だけに偏るのではなく、自分の投資スタイルに沿って、いくつかのテクニカル分析を組み合わせて考えていくことも大事です。